「変える」のではなく「戻す」
季節のコラム 9月
まだまだ残暑が厳しいですが、みなさんはいかがお過ごしですか。
僕はといえば、先日とある美容医療の取材をしてきました。
皆さんもご存知のヒアルロン酸、ボトックスなどの注入ものって、プチ整形と言われていた時代がありましたよね。簡単にお顔をビューティアップできるもの、一言で言えば今の自分の肌状態や、お顔を「変えるもの」。そんなイメージが強かったと思います。
先の取材で僕が目からウロコの発言があったのです。
注入物は「変える」ものではなくて「戻す」ものだと!
おじいちゃんやおばあちゃんとか、年齢とともに縮んで小さくなっていきますよね? その証拠に、お洋服がぶかぶかになっているのをお見受けします。「あ、小さくなったんだな」という・・・ね。
この現象は体だけではなくて、お顔にも同じことが起こっているそうです。
老化とともに骨が縮み、それによって顔にくぼんで影ができたり、たるみができたりするんですって。
その骨格を数年前に近づけるためにするのが、今どきのヒアルロン酸注入だということを、その取材で知ったのです。
しかも、厚生労働省の認可がおりているヒアルロン酸製材。これは何より安心ですよね。
ボトックス注入も同じ。
表情からくるシワ、目尻のシワ、眉間もシワなどは、厚労省の認可がおりているボトックス製剤などで治療ができます。だからお顔や首のシワの対策も組めるというもの。これも「変える」のではなく、「戻す」。こちらも厚生労働省の認可がおりているものがあるんですよ。
美容医療で何もかも「変える」ではなく、数年前の自分に「戻す」と考えると、いろいろなことの敷居が低くなりませんか?
もちろんせっせと朝晩、肌のお手入れをするのはとても大事です。そこに、その効果を最大に上げるために、美容医療の注入ものに興味が深まりませんか。
肌は9割が真皮、残りの1割が表面として見えてくる表皮。
だんだんと肌自体がくすんできたり、口角や目の際など黒ずんできたりするでしょ? あれは肌のターンオーバーが乱れ、固くなった角質が残っているから起こる症状ですよね。つまりは剥がれ落ちていかない垢!
そういう肌の浅い部分の症状を軽減するには、スキンケアがとても重要です。どんなに積極的に美容を追究しても、基本のスキンケアができていないとダメ。
スキンケアは命がけでするけど、あくまでも表皮、表面のお話ということを忘れないでね。
美容医療と毎日のスキンケアを賢く組み合わせて、一層美しいお肌を目指しましょ!!
まさに、ビューティチャージ!!
文:植松晃士 / Uematsu Koji
数々のファッションブランドのPRを手がけるほか、ファッションプロデューサーとしても活躍中。 TVや雑誌などの多くのメディアで、女性のファッションに対する独自の視点と、その辛口トークが大好評。