表情ジワに効果を発揮する『ボトックス・ボツリヌストキシン注射』

しわには種類があって、しわの種類によってケアの方法が違うのです。女性のお悩みの1位、2位を争う目じりのシワは「表情ジワ」。今回は表情ジワの治療法について取材してきました。

教えていただく医師
教えていただく先生:高須英津子医師 高須クリニック名古屋院

URL:http://www.takasu.co.jp/clinicmap/nagoya.html

Q.1 シワはなぜできるのですか? また、シワの種類を教えてください

A.シワには、『表情ジワ』とちりめんジワのような『乾燥によるシワ』とに分けられます。 『表情ジワ』は、加齢により肌内部が劣化してハリや潤いを保つ成分が少なくなること、日々繰り返す表情のクセが原因と考えられます。 『乾燥によるシワ』は、紫外線などにより肌の水分保持力の低下や肌内部の成分の減少などが原因と考えられます。

Q. 表情ジワにはどういった治療法がありますか?

A.『サーマクールCPT』や『ポラリス』といったマ22を使ったものもありますが、初心者の方でも受けやすいのは『注射式シワ取り ボトックス・ボツリヌストキシン注射』がおすすめです。

Q.2 『注射式シワ取り ボトックス・ボツリヌストキシン注射』とはどういうものですか?

A.いわゆる『ボトックス注射』のことをいいます。ボトックスとは、ボツリヌス菌から抽出されるたんぱく質の一種で、筋肉の過剰な動きを和らげることができるものです。2002年にはしわ治療薬として、アメリカのFDA(食品医薬品局)の認可を受けていて、世界中で使用されています。当院では、日本で厚生労働省が認可している製剤「ボトックスビスタ®」を使っています。 この治療は5分ほどの短時間で完了するので、手軽に受けることができるのが特徴です。ピンポイントで表情筋の過剰な動きを抑えることができるため、眉間や目尻、おでこなどの表情のクセによるガンコなシワに効果的です。注射によるチクッとした痛みはありますが、その程度ですので初心者の方にもおすすめですね。 例えば、気難しく見える眉間のたてジワは好ましくないものですが、それを解消することができます。ほかにも、目尻やあごに出る梅干しシワ、おでこ、唇の上に出るたてジワにも効果を発揮します。 たるみによるシワは表情によるものではないため、『ボトックス・ボツリヌストキシン注射』ではなく、『Vシェイプリフト』やマシンでの別の治療法をご用意しています。詳細はカウンセリングの時に丁寧にご提案します。

注射式シワ取り ボトックス・ボツリヌストキシン注射

Q. 筋肉の動きを止めると不自然にはなりませんか?

A.どこの部分にどう効かせたいか、カウンセリングで丁寧にご相談します。その上で、自然な表情になるように注入します。 たまに目のやり場に困ってしまうような仕上がりの方をお見受けしますが、眠そうな顔や、眉が上がったままにならないよう、効かせたい筋肉を考えて打つようにしています。

Q. 表情によるシワ以外にも効きますか?

A.口角を上げたい人や唇上のたてジワにも注射することがあります。 また、表情ジワはよく動く部分ですので、深く刻み込まれる前に打つことで折りジワがつきにくくなりますから、予防的に打つ方もいらっしゃいますね。

Q. 治療はどのくらいの時間で価格はどのくらいかかりますか?

A.麻酔をするので10分程度お待ちいただき、注射は5分ほどです。カウンセリングも入れて1時間以内には終わりますね。 1部位が¥50,000~(詳細は高須クリニック名古屋院HPを参照)。1回打つと3日後くらいから効果が出始めますが、半年くらいで消えてしまうので、6~8ヶ月に1回はメンテナンスすることをおすすめします。

『ボトックス・ボツリヌストキシン注射』症例

(本サイトの金額は全て税抜き価格です)

取材・文:中尾 慧里 / Eri Nakao

ビューティライター / チャイルドボディセラピスト
スキンケア、メイクなどの美容や健康に関する取材、執筆を中心に活動。雑誌、ウェブ、美容メーカーのホームページやリリースなど多岐に

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