手のシワを改善するヒアルロン酸注入法『オートクチュール・ハンドフィラー』
いくら顔の肌がキレイでも、手元を見てがっかり・・・。手ほど年齢が出る部位はありませんよね。ハンドクリームでマッサージをするくらいしか方法はない、なんて思っていませんか?今は、クリニックで美しい手元治療ができるんです!
Q. 手にシワができる原因はなんですか?
A.手にシワができる大きな原因になっているのが老化です。顔と同様に、肌が潤いを維持しにくくなり、乾燥するとシワになりやすくなります。さらに、年を重ねて骨や筋肉が萎縮し、肌のハリや弾力が衰えることで、手の甲からふっくらとしたボリュームがなくなり、骨ばって見える、血管が浮き出て目立つなど、老婆のような手の印象へと近づいていきます。
Q. 手のシワと顔のシワの違いはありますか?
A.手と顔は、部位が異なるだけで、上記で説明した通り、肌の乾燥状態や骨や筋肉の萎縮がシワに影響を及ぼすという点では差はありません。
けれど、手は、顔に比べて、皮膚の再生能力が低いわりに、外気や紫外線などの外的刺激のダメージを受けやすいパーツです。そのため、顔より手は、シワになりやすい、早くシワができやすいということは考えられます。
Q. 貴院における手のシワの治療とはどういったものでしょうか?
A.
ヒアルロン酸注射によって手の失われたボリュームを補填し、ふっくらとしたわかわかしい状態を再建します。
ヒアルロン酸の硬さや形状などを熟知したドクターが、ヒアルロン酸製剤『ジュビダームビスタ® ウルトラプラスXC』や『ジュビダームビスタ® ウルトラプラス』など5種類の製材を使い分け、凹みを底上げして、手の甲の骨ばった印象や血管の目立ちなど“老け印象”を解消します。
また、保水力の高いヒアルロン酸を肌の内部へと注入することで、手荒れの改善やキメが整うという副次的なメリットも期待できます。
Q. 『ヒアルロン酸』を使用した手のシワ治療について、詳しく教えてください
A.当院では、5通りのオリジナル手技(下図参照)でヒアルロン酸を注入し、肌に若々しいハリをもたらし、シワが目立たなくするという『オートクチュール・ハンドフィラー』という治療法を行っています。
上記でも説明したとおり、手の凹みの深さや形状によってヒアルロン酸製剤5種類を使い分け、注入する量や入れる方法をひとりひとりの手に合わせて完全な“オートクチュール方式”で行っています。そのため、仕上がりがとても自然だと好評を得ています。
最近では、このように手の老化によるボリュームダウンを再建するためにヒアルロン酸注入を用いた治療を行うクリニックも増えていますが、どこでも一緒というわけではありません。手の形や老化の進行具合は千差万別であるため、どの部分にどれくらいのレベルの質感のヒアルロン酸を入れるかという判断が重要であり、仕上がりに大きな差を生みます。
Q. 『ヒアルロン酸』を使用した手のシワ治療は、どのような効能効果があり、どのように作用してその効果が得られるのか、教えてください。
A.
老化によってふっくらとしたボリューム感が失われた肌にヒアルロン酸を注入し、ハリを再生することで、シワが目立たなくなるという視覚的な効果があります。
また、肌を構成する成分のひとつであり、“潤いの源”ともいえるヒアルロン酸を内部に入れることで、保水力がサポートされ、手荒れの改善もアシスト。すべすべとした透明感のある手肌が手に入るという美肌効果もあります。
Q. 『ヒアルロン酸』を使用した手のシワ治療は、どのような方にお勧めですか?
A.
昔よりも手が老けたという印象をお持ちの方や、ふっくら感がない、骨張って見える、血管が浮いているのが気になる方などに最適です。
手は、年齢が出やすい部分、年齢を隠しきれない部分として注目度が高く、ネットでもハリウッドセレブの手の老化については、たびたび話題になっています。顔にシワがほとんどないような手入れの行き届いている人でも手の甲が痩せこけ筋張っていれば、一気に老けた印象になってしまいます。手と顔を見比べて年齢に差を感じるような方は、“印象の若返り”としても、今回ご紹介した『オートクチュール・ハンドフィラー』は、有効な手段でしょう。
Q. 逆に、『ヒアルロン酸』を使用した手のシワ治療は、どういった症状がでている場合、もしくはどのような肌質の人には向かない、などありますか?
A.
基本的に『ヒアルロン酸』注入は、どなたにも適している治療です。『ヒアルロン酸』は、肌を構成する成分であるため、安全性も高く、安心して受けていただけます。注射による内出血の可能性がありますので、その点だけ考慮して治療日程を組んでいただければと思います。
Q. 『ヒアルロン酸』を使用した手のシワ治療のダウンタイム、注意点等はありますか?
A.
数日、注入直後に赤みや腫れが出ることがありますが、ほとんどの方は、すぐに治まります。数日間、注射の針痕が残ることがあり、気になる場合は、コンシーラーなどのメイクでカバーして問題ありません。万が一、仕上げた手の甲の印象が気に入らないという場合は、ヒアルロン酸製剤を溶解することもできるので、元の状態への修復も可能です。
Q. 施術の料金と目安の治療時間、効果効能持続期間を教えてください。
A.
施術自体は、両手で15分程度となります(別途テープ麻酔に1時間程度かかります)。
施術後、徐々にヒアルロン酸がなじんでいくため、リピートをする方には、1年後の再治療をおすすめしています。
『オートクチュール・ハンドフィラー』 ¥180000~
『オートクチュール・ハンドフィラー』症例
(本サイトの金額は全て税抜き価格です)
取材・文:金子 優子 / Yuko Kaneko
美容ライター
美容専門誌を中心に、書籍やウェブなど多くのメディアで執筆。スキンケアからメイク、美容医療まで幅広く、専門的な情報をわかりやすく